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岡本博のEXCITED!NEWS

2019年1月25日更新

連載 第9回
TYPE A-2 フライング タイガース

こんにちは、岡本です。

 

今年もよろしくお願いしますね。

 

皆さん、お正月はどの様に過ごされましたか?ワシはバイクに乗ったりコブラに乗ったりで終わってしまいました。

コブラで東名高速をぶっ飛ばしたのですが、久しぶりにアクセルを踏み込んだ時の振動を体感しました。

あの身体の芯に伝わる振動は最高ですね。グゥェロ!グゥェロ!グゥェロ!ってね。

止められませんわ。

ずっと天気も良かったので気持ちの良いドライブになりました。

 

さて、今年の幕開け1発目に見て欲しいのがA-2です。

カスタムファンに一番人気のFLYING TIGERS(フライング タイガース)と名付けられたAVG(義勇軍)のトレードマークでカスタムしました。

知っている方も多いと思いますが、フライング タイガースは3つの飛行隊で編成されています。

保有機が99機ある内の機番1~32が第一飛行隊、33~67が第二飛行隊、68~99が第三飛行隊で、それぞれの飛行隊にニックネームが付けられていました。

第一飛行隊が「アダム アンド イブ」。

第二飛行隊が「パンダ ベア」。

第三飛行隊が「ヘルズ エンジェルス」。

で、そのそれぞれの飛行隊にトレードマークもありました。

第一飛行隊のこの青りんごマーク。元々はリンゴの色は赤だったのですが、赤いリンゴのマークが「日の丸に誤認されないように」と青く変更されました。

フライング タイガースというネーミングは中国の故事「如虎添翼」からきたもので「地上で最も強い動物である虎に翼を与えることで無敵になる」という意味が込められています。

鬼に金棒ってことですね。

中国と深い繋がりがあったフライング タイガースですから、第二飛行隊の「パンダ ベア」というネーミングも納得ですね。

第三飛行隊のトレードマーク、ヘルズ エンジェルスはフライングタイガースの中でも最も有名ですね。

このネーミングは第一次世界大戦の航空隊を描いた映画「地獄の天使」に由来してると言われています。

バックペイントの他にも

陸軍航空隊章

CBI戦域章

 

ご存知の通り、中国、ビルマ、インドの頭文字を取ってCBIですね。CBI戦域で戦った証です。

AVG(フライング タイガース)章

 

ペイントのモチーフの中では、やっぱり「翼を持った虎」の人気が高いです。

 

どうです?バッチリとカスタムしてるでしょ?ワシから見ても良いデキです。

このA-2のボディーは「WERBER SPORTSWEAR」社製をレプリカしました。

WERBERは1933年にコントラクターになりました。入札制で生産業者を決めていたのですが、その契約ごとに製造NO.が違いました。今回のWERBERは1942年のモデルを実物オリジナルを参考にしました。

製造NO.は NO.42-1402Pです。

戦時中は襟付けも簡素化された為、台襟が無いモデルもたくさんあったんです。でもWERBERはしっかり台襟付きなので魅力的ですね。

 

あと、WERBERの特徴を「ROUGH WEAR」社製と比較すると

前身の比翼部分のステッチ幅が狭いですね。

ハンガーループが太いのも特徴

エポレットの ×ステッチが小さいですね。

 

こんな風に生産メーカーによって、色んな違いがあるのもA-2の面白いところですね。

 

いかがでしたか?

フライング タイガースを語る上で、正直なところ日本人であるワシからすると複雑な思いもありますが、この豪華にカスタムしたフライング タイガースのA-2は完成度が高くて満足してます。

 

3月に発売しますので楽しみにしていて下さい。

もちろんアメリカ屋さんでも販売して頂きます!

それでは、また。


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