こんにちは!アメリカ屋ジェネラルガーデン店の松ちゃんこと松本拓次です。
久々となるこちらのインタビュー企画。本年秋冬に向けて注目商品を先取りして皆様にその魅力をお伝えできるよう、お話を伺って参りました。
今回の商品はこちら。
TMJ2217 TOYS McCOY MFG.CO.”MARILYN SLEPT HERE”
¥352,000(with tax)
2022年に誕生95周年を迎えたマリリン・モンローを背面に冠したA-2フルデコレーションモデル。
左胸には彼女によって有名となった第6147戦術管制航空群“モスキート部隊”のレザー製スコードロンパッチ。
左袖にはAIR FORCE章、右袖には第5空軍章のレザークラフト製パッチを配置。
それでは早速お話を伺って参ります!
松ちゃん:
岡本先生!!お久し振りです!!
岡本先生:
おー!久し振りだねー!
松ちゃん:
暑い日が続いていましたが、いかがお過ごしでしたか?
岡本先生:
今年の夏は本当に暑いねー。それでもワシはこの炎天下の中、変わらずサバゲーを楽しんでいるよ。今週末も行くんだけどね!
でも愛車のコブラは乗れないねー。
シューズが溶けちゃうくらいエンジンが熱くなるからね。
松ちゃん:
旧車ならではの悩みですね。
岡本先生:
それじゃあいつもの撮影いってみようか。
松ちゃん:
まずは今作のテーマ“マリリン・モンロー”の人物像についてお伺いします。
そもそもハリウッド女優として活躍した彼女ですが、なぜミリタリーウェアの世界において欠かせない象徴的存在となったのか、その経緯を教えて下さい。
岡本先生:
そうだね。
マリリンのキャラクターを知ると納得できるんじゃないかな。
華やかな世界の大スターとして有名な彼女も実は幼少の頃は特殊な環境で育ったんだ。
父親が失踪し、孤児院と里親の元を転々として随分と苦労したみたいだね。
それが原因なのか分からないけど、大人になった彼女は博愛主義と言える程、愛を振り撒く人格になっていたそうだね。
当時は差別の対象となっていた人種や貧富の差に関係なく、皆を愛する美しい人格。それでいてあの美貌なんだからスターになって当然って感じがするよね。
松ちゃん:
なるほど。
その人格があって朝鮮戦争への慰問に繋がる訳ですね。
岡本先生:
そう。
1954年の事だね。マリリンはメジャーリーガーのジョー・ディマジオとの新婚旅行で訪れていた日本から、夫の反対を押し切って単身で朝鮮半島に駐留する米軍基地へ向かったんだ。そして現地の兵士達を癒すための慰問ツアーを行った。
岡本先生:
この時もマリリンはギャラのためとかコマーシャル効果を期待してとかでは無くて純粋に母国から遠く離れた地で戦う兵士達を癒したいと心から思って行動を起こした。
当時最新装備だったフライトジャケット「B-15C」を身に纏って兵士の皆の前に立ったのは有名だよね。
あまりにも似合っていたその姿でミリタリーウェアの象徴としてのイメージが確立したんじゃないかな?
松ちゃん:
そうだったんですね。
当時の兵士達も喜んだでしょうね。
岡本先生:
そうだと思うよ。
テレビや映画でしか見ることが出来ない女優さんが目の前にいるんだもの。
しかも自分達と同じフライトジャケットを着てね。
まるで『私はいつもあなた達と共にいる』って語りかけられているように感じたんじゃないかな?
岡本先生:
この資料は当時の兵士の部屋を写したものなんだけど、かなりの割合でマリリンの写真が飾られているよ。
こんな感じでマリリンは兵士達に愛を与え、兵士達もその愛を受け取って作戦に挑む。
そんな相思相愛みたいな関係だったんじゃないかな。
松ちゃん:
マリリンの愛の深さ、良く分かりました。
続いての質問です。
今作は第二次大戦の装備であるA-2に対して、朝鮮戦争のイメージがあるマリリンのカスタム。
時代考証において少しアンバランスな気がしたのですが、敢えてのモチーフセレクトでしょうか?
岡本先生:
松ちゃん、良い質問だけど誤解があるね。
朝鮮戦争では大戦時の装備もよく使われていたんだ。
フライトジャケットも戦闘機もね。
岡本先生:
これらの資料も当時のもの。
若者達が着ていることから大戦時の古参兵では無いことが分かるね。
恐らく余りものを配給していたようだね。
当然、最新のナイロンフライトも多く配給されていたから新旧のフライトジャケットが入り混じった興味深い時代だったんだ。
だから今作の当時A-2を配給された兵士がマリリンの慰問に感銘を受け、背中にペイントを施したってストーリーは全く不自然じゃないんだよ。
松ちゃん:
なるほど。
貴重な資料までありがとうございます。
それでは最後の質問です。
今作も豪華を極めたカスタムデザインが魅力的ですが、そのこだわりポイントをお教えください。
岡本先生:
まず伝えたいのは左右の肩に取り付けられたレザークラフトパッチだね。
これは本来1点もののハンドメイド品だよ。
職人が手切りでパーツを作って縫い合わせていく。非常に手間がかかるスペシャル品で量産には全く向いていないものなんだけど、今回は特にゴージャスに作りたくて採用したんだ。
AIR FORCE章はよくうちも使うんだけど、第5空軍章は珍しいでしょ。
こっちの方がパーツ数も多くて大変なんだ。
岡本先生:
あとはもちろんバックペイント。これもワシが昔描いて凄く人気のグラフィックで、久し振りに使うんだけど、以前のものよりも原画に忠実な表現にしているんだ。
実はこのサンプルよりもアップデートしてリリースする予定だから更に凄いものになると思うよ。
期待しててね。
松ちゃん:
これ以上にアップデートですか!?
想像もつきませんが凄く楽しみです。
岡本先生:
そして今回もワシが一着ずつエイジング加工を施して皆さんの手に渡るようにするからガンバルよ!
松ちゃん:
本日も大変貴重なお話ありがとうございました。
岡本先生:
こちらこそありがとう。
このA-2以外もマリリンのシリーズはジャケット、スウェット、キャップなどいろいろ用意してるから楽しみにしててね。
それじゃあ、またおいで。
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