毎度ご覧頂きありがとうございます。ジェネラルガーデン高橋です。
しばらく間が空いてしまいましたが今回は濃厚な内容となっておりますので、最後まで是非ともお付き合いくださいませ。
BROTHER BRIDGE/ブラザーブリッジ
2014年浅草にて創立。
欧米が発祥のBOOTSを好み着用していたが、足型が合わない悩みを解決するため
日本人のためのBOOTSをコンセプトに自社工場にて製造を開始。
世界中の優れた資材と製造技術を自分達なりに解釈し、提供(橋渡し)したいという思いから、”BROTHER BRIDGE”と名付けられました。
幾度もの修正を重ねた木型と、厳選された素材を使い、熟練職人と新進気鋭の若手職人から作り出されるBOOTSは今までには無い履き心地を提供しています。
堅牢に作られたBOOTSはファッションアイテムだけに留まらず、モーターサイクルユーザーからも支持されています。
また、愛着あるBOOTSを長く着用して頂けるよう、修理工場も併設し、アフターメンテナンスまで行なっております。
オールソール、ヒール交換以外にも、BOOTSを丸洗いまでするクリーニングや、オイルアップ、部分的にフィッティングを緩くするストレッチまで承っています。
BOOTS FACTORYとは
“BROTHER BRIDGE”の自社工場でもあり、国内多ブランドのOEM工場として製造技術を駆使されています。
日本と中国に自社工場の拠点を持ち、使用する資材、製法によって工場の工程を調整し生産することにより、小ロットから量産まで幅広いニーズに対応している工場です。
当店では昨年より取扱いが開始されました。
前述の通り、日本人特有の甲高の足型に沿った木型を研究。また、立体型のオリジナルインソールは人間工学に基づき設計されているため、その外見のタフなイメージからは想像できない究極の履き心地を持ちます。
そして自社工場を持ち、革の手配に秀でた背景を持つため、コストパフォーマンスに優れており、取扱い開始以降、大変多くの皆様にご愛用頂いております。
MODEL: BIDASSOA
¥35,000+tax
MODEL: PHILLIPS
¥52,000+tax
MODEL: MISSOURI
¥46,000+tax
そして今回はBROTHER BRIDGEの自社工場であります「THE BOOT FACTORY」へ私が潜入取材させて頂きました。
東京、足立区。多くの革靴生産の町工場が立ち並ぶこのエリアで独特の雰囲気を醸し出すこちらが「THE BOOT FACTORY」。
まずは2Fサンプル製作フロアへ。
こちらでは企画より出された仕様書に従い、サンプルの制作を行います。
仕様書や型紙だけでは分からない立体になってからの問題点の有無、縫製時に必要な微調整を確認する重要な役目を担うフロアです。
まずは型紙に沿わせ革を裁断。パーツを作っていきます。製品の裁断は金型を使って行いますが、サンプルは手作業により行います。
裁断後のパーツにはこのように縫い合わせる部分にマーキングを行います。
その後ミシンを使いパーツ同士を縫製し立体感のある靴の外観を組み立てていきます。
そして重要なのはミシン。ワークブーツを中心に商品展開を行っているBROTHER BRIDGE。
紳士靴の2倍以上の厚みのあるタフな革を扱うため、ここにしかない新旧交えた特殊ミシンを数多く保有しています。
立体型ミシン。
主に立体に組み上がった後のかかと周りの縫製を行うミシン。
万能な用途に使われる革用ミシン。
こちらは70年代から稼働し続けている。職人さん曰く、古いミシンは壊れにくく、味のある仕上がりが生まれるとのこと。
長物用ミシン。
エンジニアブーツ等シャフトの長いブーツに使われます。
細部仕上げ用ミシン。
平面の状態の革同士を縫い繋ぐミシン。
革スキ機。
革同士を貼り合わせる際、生まれる厚みを減らすため、部分的に革の裏側を削ります。
数多くの機材を扱うには相応の技術が必要となります。
こちらのフロアは女性職人が中心となり運営しており日々緻密かつ丁寧な作業を行っています。
また靴製作における多くの資材が、所狭しと置いてあり、見覚えのある物を発見!!!
キャッツポウソール。
1940~50年代のワークブーツに多く使用されていたソールメーカーです。古き良きアメリカを物語る抜群のデザイン性です。
THE BOOT FACTORYではカナダより直輸入で仕入を行っています。