秋になり着回しが楽しめる季節になりました。
そこで第1回目の今回は、秋のコーディネートの参考になればと思い、リゾルトの人気モデル710と711を使用したコーディネートを紹介します。
コーディネートを紹介する前にまずはリゾルトについて説明します。
リゾルトは2010年に創業したデニムブランドになります。
メイド・イン・ジャパンにこだわり、織布から染め、縫製、仕上げまでの全生産工程が西日本の中国地方、備後地区の熟練デニム職人たちの手によって行われています。
この方がデザイナーの林 芳亨(よしゆき)氏です。
リゾルトが人気の理由はシルエットと色落ちにあります。
まずはリゾルトの色落ちの秘密について説明します。
擦れる部分から毛羽が無くなり、そこから色が落ちていきます。毛羽がある部分は濃く、無い部分は淡くなる事で濃淡が生まれコントラストのある綺麗な色落ちとなります。
スタッフが着用した色落ちサンプルです。
着用期間:一年
着用頻度:一週間に4~5回(夏季以外)
洗濯頻度:一週間に一回
デザイナー林氏が、「最初はもっさいパンツやけど、穿き込んだらええ色になる」と言うように
穿き込んでいくうちに色が落ちていく過程を楽しみながらコーディネートに取り入れたりすると、1年を通してデニムを楽しめるようになります。
そしてデニムは穿いている人の生活様式から色落ち具合が変化するので、唯一無二の加工となりさらに愛着が湧きます。
リゾルトが目指すのは、トップスとシューズを選ばない、どんなコーディネートにも合わせることができる、いわば「道具」としてのデニム。
出典:リゾルト公式ホームページ「Style」より
デニム=アメカジという概念にとらわれることなく、仕立ての良いジャケットやコート、ドレスシャツにタイドアップといった大人のデニムスタイルの着こなしにもしっかりフィットするパンツを目指しています。
リゾルトはシルエットにも注力しています。
日本人にあわせてお尻周りを小さくし、それによりスッキリと綺麗なラインが生まれ、ドレスシャツにタイドアップなどのスタイルにも合わせやすいのです。
また、リゾルトの基本モデルとなる「710」は、ウエストサイズ、レングスサイズを合わせると86サイズあります。
そのため個人の体型や着合わせによって適したサイズ感を見つけられるのです。
710サイズ展開 | ウェスト | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 36 | 38 | 40 | ||
レ ン グ ス |
28 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | – | – | – |
29 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | – | – | – | |
30 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | – | – | |
31 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
32 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
33 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
34 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
36 | – | – | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
デザイナーの林氏はレングスを若干短くして穿くことにより、ドレスシャツやジャケットなどのスタイルにも合せられるスタイルを推奨しています。
また脚長効果もあるので、ぜひ試してみて下さい。
レングス選びの詳細は、弊社ホームページで連載中のJapanSpiritsにて掲載しています。
ぜひご覧ください。
それでは今回コーディネートで使用するリゾルトの各モデルと、そのコーディネートを紹介致します。
まずはリゾルトの基本モデルとなる710から。
710はヴィンテージのリーバイス501で1970代に生産された、通称「66」がベースになっています。
66の特徴はテーパードの効いた綺麗なストレートシルエット。
710はその特徴を受け継ぎ、日本人の体型や大人のデニムスタイルに合わせ細身にブラッシュアップされています。
では710を使用したコーディネートをご覧ください。
ジャケット
スコッチ&ソーダ
282-61810/M65 TYPE ジャケット
着用サイズ:M
シャツ
F.O.B FACTORY
F3193/オックスフォードワークシャツ
着用サイズ:M
ボトム
リゾルト
710
着用サイズ:ウエスト30 レングス29
着用モデル:173cm、63kg
このコーディネートではミリタリーの定番アイテムM-65と白いワークシャツを合わせました。
ドレスシャツではなくワークシャツを選ぶことで、ミリタリーアイテムであるM-65とリゾルトの良いつなぎ役にとして、またカラーを白にすることで上品なイメージを与えてくれます。
ボトムはやや短めのレングス29を選ぶことで足元をすっきりさせ、ボリュームのあるハイカットスニーカーをより強調してみました。
続いて711。
711は710のベースとなった66よりも古い1940年代に生産されていた「XX」がベースとなっています。
XXはワークウェアの要素が強く太いシルエットが特徴ですが、711は腰回りがタイトなボーイズサイズを元にデザインされており、日本人の体型にもフィットするシルエットになっています。
では711を使用したコーディネートをご覧ください。
ジャケット
SONTAKU
883HD92693/ウォッシャブル3Bジャケット
着用サイズ:M
シャツ
SERO
S16F-01G/ギンガムシャツ
着用サイズ:15
ボトム
リゾルト
711
着用サイズ:ウエスト30 レングス32
着用モデル:173cm、63kg
テーラードジャケットとB.D.シャツを合わせアイビースタイルにしてみました。
アイビースタイルといえば細身のパンツを合わせるのが一般的ですが、敢えて711を合わせることで、キメ過ぎずハズシ過ぎない丁度良いバランスでお楽しみいただけます。
いかがでしたか?
これからの季節、デニムを育てるのに良い時期だと思います。
貴方だけのリゾルトで様々なコーディネートをお楽しみいただければと思います。
それではご来店をお待ちしております。